2012/08/26

ZINE好き必見!DIYアートパブリッシングの最前線!(最終章)




おはようございます。
カリスマブロガーになりたくてなりたくて
しょうがないしょうがないサラリーマンのフカーツです。

前々回前回とお送りしてきた陣内隆、ZINEについての特集も
今回でフィナーレです。

前回見てくださっている方、是非最後までお付き合い下さい。



加賀美健さん、Jo-gさんにより
陣内隆が創作されたきっかけ。

それは昨年12月に、これまたno.12 Galleryで行われた
「ZINE GENERATION TOKYO」というグループ展でした。





これがフライヤー。

加賀美健さんと中村穣二さんしか知ってる名前無いけど
こんなにいっぱいの人が参加してるのに3日間だけなんて
もったいないなー、と思いながら行きました。


すると入り口は、、、








、、、、、。



完全に最近出来た代官山のスーパーおしゃれスポット
「蔦谷書店」を小バカにしております。


そして






入り口のドアに紙の皿に書かれた辛辣なメッセージ、、、。



ど、どうしたんだろう、、、

そうか、ZINEブームに一言申す的なコンセプトなのか、、、、

と驚きつつも中に入ってみると、









まあ、普通のZINEの展示っぽくなってます。





壁のZINEはDON'T TOUCHとなっていて、下のイスに
置かれたものを見るという形式。

てか、ZINEやたら薄くね?

下手したら1枚っぽくみえるけど、、、、。




で一冊一冊見てみると、





大御所ジャック・ケルアックさんの有名な本のタイトルを
冠したMASAKI YAMAZAKIさんのZINE





中身はJo-gさんの絵とテキスト。
表紙裏表紙込みで4ページ、

つまり1枚の紙を折り曲げてホチキス留めしただけの最低限のページ数。




いきいき 七号




阿部しんじさん発行です。





またもやJo-gさんの絵。計4ページ。



む???、、、、と思ってるとJo-gさんが声を掛けてくる。



「これ全部フェイクなんですよー」


!!


そう、つまりフライヤーに書いてあった参加者は
すべて加賀美さんとJo-gさんが考えた架空の人物で、
置いてあるZineも表紙をそれっぽく作って、
中身はお二人の作品、という仕様になっていた!!


たしかに表紙が、いかにもありそうな感じで、
曰く、加賀美さんと爆笑しながら考えたそうです笑。




こちらの壁面は加賀美さんのコーナー。

これはさらに凶悪な作品群になっていました。








表紙。

雑誌のコピーですね。





中身。

多い日も安心。




表紙





中身。

右隣の泉ピン子もすごい。





TOWN WORK




中身。




コスチューム「ポーズ」集




中身。

HF NIGO


、、、、。


 半端ねーっす。

(お二人のZINEは京都のNOT PILLAR BOOKS
サイトでチェック出来るので見てみてください。)


これをZINEと呼べるのか、、、、

そう、その疑問こそがまさにお二人が提示したかったコンセプトなのです。



トークショーでも話していましたが、

一大ブームとなったZINE、リトルプレス。

度々行われるZINEを集めた合同展、

だんだんと綴じ方や紙質などに拘ったお金をかけたおしゃれで高額なZINEが並び始めたり、

ZINEのコンテストが行われたり、、、

何か違和感を感じ始めたと。


そのZINEのコンテストというのも、
テーマも設けていないのに誰が何の基準でZINEの良し悪しなんか決めるんだ、
と。

加賀美さんはそのコンテストで、友人と、
応募用紙を半分に折り曲げたものをZINEとして応募したが
落選したそうです笑

うーむ、面白い。そして同意です。



これは僕個人の意見ですが、
ZINEの展示を見に行く方なら分かると思いますが、
おしゃれにワイワイしてるあの感じ。
結構好きなんですが、
なんかこう、ZINEを作ることを目的とするんじゃなく、
絵であったり写真であったり、そのほかにも料理でも趣味でも
なんでも、自分の本当に面白いと思うことをがっつりやった上で
やるのが本流じゃないかなーと、見ていて感じるモノも多いです。


まあ単純に年くって、きらきらしたおしゃれーなものが
まぶしくて見えない、て感じになってきちゃってんだよねー、的な
ことも仰っておりました。

で、この展示、やはりまじめなZINEの展示だと思ってやってくる方も
かなりいたそうで、
サラーっと見てポカンとして帰ってしまったり、
説明を聞いて爆笑する人など、
さまざまなリアクションがあったそうです。

ひとつのインスタレーションとしてすごく面白いドッキリだと思いました。


そして一部での波紋/反響があり、
なんと金沢のSLANT Galleryにて巡回展が行われ、
そこで何かやろう、というところから
ZINEの神様、陣内隆という人物を創作してしまおう!ということになり、、、、
以降は前回のポスト通りです。


現在タワーレコード渋谷7階でコーナー展開されている
「陣内隆チルドレン」は、
そんな加賀美さんとJo-gさんはじめ、
多くの方のZINEが展示販売されています。
一風変わったものや吹き出してしまいそうなのなもの、色々あります。





このブログをめっちゃチェックしていただいている方にはお馴染みのメンツが
たくさん参加しています。
写真家の題府基之さんと加賀美健さんの合作、
松藤美里さん、池野詩織さん、
NANOOKさん、沖真秀さん、上野のメタル屋「galleria de muerte」、
HIROTTON、山谷君、などなど。
(完売になってるものも多いのでご了承を。)





こうした2人のZINEに対する愛憎入り混じった感情が結実した展示。
たしか8/31までなので是非見に行ってみて下さい。


タワレコでの展示の初日は、直接関係無いですが
おしゃれセレクトショップ、渋谷OPENING CEREMONYでの
アディダスの新しいラインのローンチ・パーティーも行われていて、
そこで加賀美さんはじめたぶんJo-g君も題府君とかいろんな人が
お客さんも混じってライブペインティングしてて、
最後の5分くらいしかいなかったけど盛況ですごかった!!







題府さんの写真の上に、くっちゃくっちゃに!
現場で撮影したポラロイドもぺったぺたに!
そのポラのフィルム出し切ったゴミもなんでも壁に貼りつけまくり!




お客さん?もノリノリで。






ナタリーポートマンと結婚したい、、、


又、アジア最大のブックフェア、TOKYO ART BOOK FAIR 2012
にも陣内隆ブースを出店予定だそうなので、こちらも、
前回異彩を放っていた「不幸の科学」ブースと並んで非常に楽しみです!

詳細ものっけときますね
↓ ↓ ↓
THE TOKYO ART BOOK FAIR 2012
レセプション:9月21日 (金) 16:00-21:00 (予定) *どなたでもご来場頂けます。

会期:9月22日 (土) 11:00-19:00 (予定)
9月23日 (日) 11:00-18:00 (予定)

会場:京都造形芸術大学・東北芸術工科大学 外苑キャンパス
東京都港区北青山1-7-15

※京都、東北というワードで勘違いしそうですが東京港区北青山です!
青山一丁目か信濃町から徒歩ですね。

入場料:無料


最後に仕掛け人のお二人のプロフィールを載せときます。


加賀美 健さん

渋谷と代官山の間でいいお店、STRANGE STOREを営むアーティスト。
DeerhoofのMILKMANのジャケットや
うんこの絵、日用品を組み合わせた子供の下ネタ全開のスカルプチャー?で有名。
サンフランシスコに住んでたけど全然英語しゃべれなくていつもフラフラしてたけど
PEZやBarry McGeeの所属するD.F.W.というグラフィティクルーの一員だったりと
すごい人。

サイト要チェック!
↓ ↓ ↓



Jo-G(中村穣二)さん

BUSHMIND、STRUGGLE FOR PRIDEのジャケットを
手掛けるなどのほか、黒緑LESS(K.M.L.BOOKS)という
自主制作本レーベルを主催。
夜な夜な描かれるドローイングはとても良くて、
「夜な夜な描いてそうだなー」という感じがします。

黒緑LESSインタビュー
↓ ↓ ↓



あと、トークショーも最後の方しか見れず、
しかも私、非常に記憶が曖昧な人間なので、
色々と間違っているところや至らぬ点があるかと思いますが
見付けたら厳しく叱って下さい。

又、もたもたやってるうちに
原宿BEAMS CULTUREARTで
HERE IS ZINE TOKYO 第5回が行われてたり(こちらは9/13まで)
こちらはこちらでもうなんか
大人用オムツが表紙になってたり(掟ポルシェ作品)で、
おかしいことになってたり。
スケシンさんのZINE売り切れで買えなかったり、
もうなんかどうにも追いつけない感じですが。


まあともかく、


みんな、ZINEつくろーぜ!


ということでぼんやりと締めたいと思います!


3話に渡って長々とした乱文を見てくれた方、ありがとうございました!!







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