2014/01/13

音楽と絵と写真とかと人の繋がりとかかっこいいやつ



あけましておめでとうございます。

フカーーーーー2014ーーーーーーーーツです。


今年もユルクサスブロロラグをよろしくお願いします!


正月ボケで更新滞っていてスッミソン!



昨年10月20日、僕は勢いでとあるクラブイベントに行くために大阪に行きました。

その時のことを新春スペシャル的に書いていきますよ。








なんか行こうかどうか迷ってたり雨降ってるしどうしようかなーとか
で出発が遅れ、着いたら夜の10時とかそれくらい。

新しくなった新大阪駅舎に「へー」とか思いつつ、すぐ心斎橋へ。




銀座みたいだけど大阪市っす。





さっそくオンラインショップをよく眺めている
newtoneレコードのあるビルへ、

同じビルの5FにあるRoot Down Recordで
今回の案内人と待ち合わせていたのだ。




案内人は京都が実家ということで東京から帰省がてら来ていた
ディガー、オーガナイザーのSoulflowerNo.1氏である。
(主催イベント Steppers on waxは要チェケだよっ)




早速夜の心斎橋の裏通りを抜けて目的地へ。

もうちょっと早く家を出ていればお好み焼きとか食べれたのにな、、、。





ここ、CLUB STOMPです。




目的のクラブイベント、「DEMI」のフライヤー。
(デザインはこのブログでもよく紹介しているTATA君。)

なぜわざわざ大阪まで来てしまったのか、

それはこの日のメインイベント、SQUIDS MAGAZINE MCSの
メンバー勢ぞろいでのライブが
ブッキングされていたからなんですね。

SQUIDS MAG MCSって何?という方の為に
軽く説明しておきます。


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SQUIDS MAGAZINEてのは富山に住んでる人たちがやってる
オンラインメディアです。

(更新はめちゃたまにです。TUMBLRの方が頻繁に更新しててわかりやすいです。)

音楽・カルチャーファンが友人同士でやっているようなノリなんですが、



転機となるのは2011年9月、


Twitter上などで親交があった謎のツイッターアカウント
「今夜が田中」(@konyagatanaka)からの無茶ぶりにより

編集部所属のCarios氏がDKXO氏を誘って初めてラップをやってみた
LOCAL DISTANCEという曲が局地的に大ブレイク。

JET SET RECORDSの特典7インチヴァイナル化され、
アメリカで超ナウなヒップホップ/Cloud Rapユニット、
Main Attrakionzへトラックを提供している
FRIEND ZONEによる「KUCHIBIRU NETWORK 2」という
コンピレーションに収録される。


田中氏の宇多田ヒカルエディットトラックの
先見性と海外トラックメイカーとの共時性もさることながら、
郊外や地方、田舎の音楽ファン、
普通の仕事をしながら「おれも何かやってみようかな」と思ってる人たちの
リアルな心情と暮らしが見えるリリックが素晴らしく、


2014年現在、ローカルエリアのアーティストたち、
普通の人がラップなどの自己表現を始めるときのアンセムとして
非常に重要な曲となったのです。

(ブログで何回も書いていますが)





今夜が田中氏を敬愛するアーティストたちが中心に
なる完全に新しい視点のヒップホップと音楽とアートとかもろもろの
カルチャーのプラットフォームとなるものが出来て、

イベント「今夜が田中面舞踏会」も2013年には4回目を開催、

開催場所もリキッドロフト→リキッドルーム
→ローラースケート場→キャバレー跡地(歌舞伎町ニュージャパン)と
面白みを更新しながら、

B-BOYも文系B-BOYも
ただのカルチャー好きも誰もかれも巻き込んで毎回
大盛況を博している。



僕はLocal Distanceがブレイクした時、
Decayxodus(DKXOのaka)の名前を見てぎょっとしたのだ。


にも「MANGEMETRY」なるZINEを作った
「おしっこチーム」の人として出てくるけど、
デカイクソダスさんは
”不幸の科学”周辺のアーティスト/イカれたものを作る人
として認識していたからである。


不幸の科学というアートグループについてもさらっと説明しておくけど、


僕が知ったきっかけは2009年に
クラブでたまたま知り合ったOTUYUCHANという絵描きが
当時すでに局地的には有名で僕もファンだったNANOOKさんという絵描きと他数名で
ANAL DRAGONなる本を出すということで
えー、すごいね!ということで、



ちなみにまだ売ってます。



左上から時計回りにNANOOKさん、KENGO君、y16o、OTUYUCHAN。


かなり良いかんじのビジュアルブックで、
当時外苑前の本屋さん、ON SUNDAYSの草野さんも
推していた。

NANOOKさん最近とかの作品










好きな感じすぎる。


その後、同じくANAL DRAGONに参加していたケンゴ君ともひょんなことから知り合ったり、

なんか高円寺のASOKOのひとたちとも繋がって
ILLDOZER、RAWLIFE、Vincent Radio周辺のアーティスト人脈とも
ぼちぼち繋がってったりしててともかく色々面白い知り合いが増えた。


で、NANOOKさんとか、
今月のEYESCREAMの表紙と中のイラストも書いたりしてる
姉妹イラストレーターグループのStomachacheも
POPYEでスケシンさんや高橋盾さんの挿絵を描いていたりする
東海林巨樹さんも
写真家の江崎愛さんや小嶋真理さんも擁する
どこからどこまでがメンバーなのかも不明なふわっとした軍団が
「不幸の科学」です。たぶん。


昨年1月の展示の様子です。

















あ、不幸の科学のしのざわさんがメンバーの
SHIPYARDSというバンドのジャケもDKXO。




HELLOHAWKの新EPジャケはNANOOKさんとStomachacheの共作。




昨年uri gagarn(group inouのメンバーによるギターバンド)に見初められ
RALLYE LABELからCDを出し、フジロックにも出ちゃった
水中図鑑はTATA君がアートワークをやっていたり、
メンバーとも展示をしていたりするということで、

僕の中のオルタナ/ギターロックリバイバルが来てることもあるけど、
どのバンドもすごく良いです。






ここでもマイメンを忘れない心憎さ、優しさが不幸の科学らしいバイブスなんです。
NICOLASさんとDKXOさんでDelicatesという絵のコンビもやってましたネ。


みなそれぞれに作ってる絵も写真も、
ともかくかっこいい。

はっきりは分からないんだけど、
なんだかすごくナウい感じがするし、
ムードを捉えてる感じ?
アティチュード的にDIY、ストリートアート感がある感じがして、
ともかく好きな感じです。

あと、ブラックメタルやハードコア、ノイズとかが好きな人も多いのも
趣味が合う部分なのかもしれない。






話は前後するけど、もうひとつ、めちゃすごかったのが、

2012年の10月にDKXOさんとNANOOKさんと
不幸の科学でもよく展示したりしてるかわQ(グッチ君)が
休暇を利用して3人でLAに旅行に行った時のことです。

詳しくはこのtogetterにまとめられていますが、

西海岸に行ってオークランドで上述のコンピを作っている
FRIEND ZONE、Main AttrakionzのMondre M.A.N.と
DKXOさんでラップを録音し、次のKUCHIBIRU NETWORK 3のジャケットまで
担当することになったのです。








Twitterで実況中継される奇跡のような光景の連続に、
当然ヘッズたちは騒然となり、

この写真は2013年に日本国内で起こった
白トレーナーブームの
きっかけになったのかもしれない。



GWIGバッジをかざすジェームスとディラン(FRIEND ZONE)


MONDRE M.A.NとDKXO氏




ARTWORK by DKXO



曲のリリースについて詳しくはYes,Yes,Youngというブログをチェックして欲しいです。

Local Distanceをきっかけに様々な人が彼らにトラックを提供しています。




僕のお気に入りは




不幸の科学のメンバーでもある小嶋真理ちゃんの写真ジャケが
すごいばっちりハマっている。

↓小嶋さんのHP超マメに見た方がよいよー

同じく不幸の科学メンバーっぽい
江崎愛さん、パトリック=ツァイさんの写真も良い。

パトさんは写真新世紀でも入賞してるしおととし出たModern Timesて
作品集もだいぶ人気でかなり有名だし、みんなすごいんだよ。

パトリック=ツァイさんのHPより



江崎愛さんのでかいZINE。代官山蔦谷とかで売ってます。




2012年後半から、Twitterでのやりとりで
Carios&DKXOのライブにも参加しSQUIDS MAG CREWの一員となった
福岡のナポレオンダイナマイト こと徳利さんが本格的な活動をスタート。

人生賛歌Twitter朗読曲、徳利からの手紙がブレイクすると共に

曲中の「膝から崩れ落ちた。」というキラーフレーズを引用した
KNEE CRISIS RADIOという名のPOSDCASTラジオ番組も
PUNPEE氏のゲスト回などを経て順調に視聴者を増やし、
独自の生活感の高い内容で不思議なコミュニティを形成している。

このアートワークもDXKO氏によるもので、
その他徳利カード、徳利Tシャツなども手掛けている。






2013年にはEnjoy Music Club(EMC)というラップグループが出現し、
こちらも普通っぽい人たちがやるラップグループとして新しくて楽しく、
Cariosさんとの交流からDKXO氏がアパレルラインのグラフィックを提供し、
一部で流行っている。








ということでだいぶ話が脱線しましたが、
徳利さんも参加した2013年初頭に発表された
「こちらSQUIDS mag 編集部」では
Cariosさん、DKXOさん、徳利さんだけでなく

僕の友達の友達でちょくちょく東京に来てる時に
セイハローしていた
編集部員のNEON君やTakuma君が
出ていたり(NEON君は初ラップもかましている)

紅一点のNOPPALさんがこちらも初ラップをキメていて、

ハードコアバンド「slept」のボーカルでもあるZNEE氏のシャウトも
入っていたりとともかく色々凝縮された内容で繰り返し聴いた。

中でもNOPPALさんはこの後すぐにソロ曲を
やって、1カ月ちょっとでUNITでライブデビューしてしまったり、
東京のイベントでよく一緒に遊んでいるあおちゃんに惚れられて
トラックを提供されたり、クールなフロウで
方々でファンを獲得していく。






ということで大阪のこのイベント「DEMI」は
前日のGO FISHのライブや富山クルーのBOBUさん、DJCJさん、NEONさん参加の
イベント「MOORE」とセットで、

富山クルーとBACON/MOOREクルーの邂逅という意味も含め
めっちゃ重要だったのである。

ということでイベントリポートに戻ります。


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クラブストンプに足を踏み入れると
東京からガールフレンドの舞台を見るついでにイベントに来ていたテツオ君が
早速ほろ酔いしている。








未知との遭遇さんのDJ後、

odd eyesのライブ。




No.1に今好きなハードコアバンドが出ちゃってるという
この感じ、東京でSQUIDS mag編集部が出るとしたら
HIP HOP系のイベントになりそうだし、西側でしかありえなかった組み合わせ
っぽい。


odd eyesはちょくちょく東京でライブやってるよ。
来週の音楽前夜社のイベントも出るし。

Manchester Schoolの京都レコ発は
HomecomingsもHALF SPORTSも出るやつで
すごく行きたいけど仕事あるしな。



ライブ後、DKXOさんと初邂逅。







そしてpooteeさんVJと共に
誰もいないDJブースで今夜が田中氏の新作MIXが初披露される。

Soulflower氏が曲のチェックに余念が無かった。







SQUIDS、BACONとか色々物販

BOBU君のMIXやsleptのデモCD、
徳利さんの特集が載った真空パックの自費出版誌、
ステッカーとか。



徳利カード。






そしてお待ちかねのSQUIDS MAG MCSのライブ。



ソロ曲を交えた1時間を超えるショーケース、
ここ1~2年の総決算、
マイク握り始めて間もない人たち、
富山と福岡から集まってついに実現した感じもあって
感慨深かったっす。




国産JUKEトラックに著名ラッパー達がラップを乗せた
フィジカルリリースが即完売のコンピレーション、160OR80

そこに収録され、2013年のJUKEイベント他でアンセムとなった
Carios & DKXOのyear end tax adjustment(年末調整)のトラックを担当した
PICNIC WOMENのライブ、とんでもなくすごかった。






前日のジオラマミュージックフェアでゲトった
嫁入りランドTシャツを着てDJに臨むokadada氏。



自分もネオン君やNOPPALさん、MOOREクルー、KANI君、初めて会うBOBU君、
BIOMANとかとちょこちょこしゃべったりして、楽しい夜を過ごしました。





徳利さんとやっぱり記念に写真撮影。



Soulflowerno1も一応。





後ろ髪引かれつつ帰路へ。





高速バスで東京へDJとかしに来る人、
遊びに来る人の気持ちを肌で味わってみた。

この距離を越えて誰かに会ったらやっぱうれしいよね。

やっぱまあまあきついね。広い席だったけど。



で日曜のイベントだったから当然翌朝は出勤。




なんとか乗り切りました。


DJカロリーカット氏と最近よく話しますが、
東京と、他県、同じように面白いことが起こっている、
むしろ地方の方が面白い人が多いから、
どんどん色んなとこに遊びに行ってネット上とかで
交流がある人とかと地方でワーワー盛り上げていきたいね、てことと、


音楽とビジュアル表現が素晴らしくいい感じに関わりあっている
この名前の無い繋がりたち、

SQUIDS magazine、不幸の科学、
ひいてはBACON、高円寺のASOKOクルー  etcetc、


のこの感じとかをもっとたくさんの人に知ってほしいなー的な。

仕事しながらだけどみんな頑張ってほしいなー的な。


さらに言えば もっと有名なイケイケなひとたち、
スケシンさんや1DRINKさん、
サニーデイのジャケとかやってた小田島等さんや
川島小鳥さんと本を共作してたりする箕浦健太郎さん、
大原大次郎さんや大月壮さんくらい有名になってる人たちに
続いてどんどん盛り上がっていって
若い人たちもどんどん入って来てほしいなーという感じ。



おれもタダの一般人サラリーマンだけど
みんなと友達というか知り合いになれたし、
門はいつでも開かれているよ。

オープニングパーティとか、気軽に来てみたらいいのでは?



あとこのへんの絵描きや写真家、がこぞってSTRANGE STORE
トイレのドアで展示してるってのも面白くて、
題府君も、松藤美里ちゃんや池野詩織ちゃんも、やってるし、
SONY SIMIZUさん、mahiSasaMvaraさんもすごい。

加賀美健さんはフックアップ感的にゴッドファーザー感がすごいあると思う。

フィナムの記事にまとめられてるので
ここまで読んでさらに暇がある人は見てみれば。

Ken Kagami presents Three Strange Artist





それと、おつゆちゃん(おひたしアナル)とkawaQ(グッチ君)が
やっているイベント「DOPE MANSION」もこないだ行ったけど、
めちゃくちゃで面白かったす。月イチでやってるしイカれてます。



さて

ビジュアル的なものに興味ある人が減ってるような気がしてて、
(ライフスタイルとか家具とかに注目が行っているからか)

せめて音楽ファンにはもっと興味を持ってほしいな、
どんどんリンクしていってほしいなーということで




こんな感じで2014年の抱負とさせていただきます。

本年もよろしくね!



長く書いたから、間違い多いかもなんで指摘してください!






KLKKLKLKLKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKLKLKLKLKL

fkirts


3 件のコメント:

  1. なんかやる気出ました!ありがとう!

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  2. >fukuyou いえいー

    >dubmaru  サンキューっす

    やばい、色んな人とあとT.R.E.A.M.にRTされて久々にHIT数伸びてるわ―。やったー。
    ありがとうございます!

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